7月、8月は大学新卒者がそれぞれの就職先に正式に入社する時期である。今年の高校以上の教育機関の卒業生は280万人、しかし、そのうち少なくても80万人は就職できない可能性がある。中国教育部は9月までに新卒者の就職率を70%以上にする努力をしているが、現在も大学新卒者の30%近くが就職先のない状況である。
こうした新卒者の就職難は最近にわかに深刻化した問題である。少し前まで、大学新卒者は「金の卵」であり、就職活動も売り手市場であった。しかし、ここ数年、大学新卒者の就職状況は日に日に厳しくなってきている。新華社のサイト・新華網のオンライン・リサーチでは、アンケートに協力した8276人の全国の新卒者のうち、約60%に当たる4908人が今年の就職状況を以前よりも厳しいと認識していた。中国のある就職情報サイトの調査結果でも、採用された多くの新卒者の初任給は以前よりも低くなっている(中には30%も初任給を下げた企業もある)。
こうした問題が生じた原因は、新卒者側の高望みにあるという見方もあれば、中国の産業構造改革の当然の結果だという見方もあるが、各大学が定員数を拡大した結果だという意見が最も多い。1997年の段階では高校以上の学府の新卒者はわずかに100万人を超える程度であったが、これ以降、その数は年ごとに増加し、2004年の新卒者の数は前年度の30%増という膨張の仕方である。
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企業側の関心を引こうと、就職説明会で「私は金です。輝かきたいのです」と書いた紙を掲げる学生。
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焦りと期待で求人情報の掲示板に見入る新卒者たち
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開発途上にある西部地区での就職を決めた南京河海大学の卒業生
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大学新卒者の就職問題には中国政府も関心を払い、中国労働・社会保障部は都市部に900万の雇用を作ると公布した。そのうち400万は480万人に上る高等・中等の専門学校新卒者のためのものである。同時に中国政府は、雇用制度の改革を進める一方、物心両面の奨励策を用意して大学新卒者に開発途上にある西部地区に就職するよう勧めている。
政府、学校側の多方面にわたる努力のもと、厳しい就職状況を直視する学生も多くなり、自分の将来に対する計画を見つめ直すようになった。四川師範大学の劉風川さんたちは「無償求職」を掲げ、企業の関心を引こうと立ち上がった。北京工商大学の莫殖強さんも中国西部の甘粛省でしばらく働いてみることにした。上海交通大学の王振華三は、国家の優遇政策を活用して、自分で電子産業の会社を設立することを決めた。
すべての道はローマに通ず。2004年度の大学新卒者にとって、就職できるかどうかは一生の大問題であるが、冷静になって、自分の道を見つけ出すことができれば、必ず成功に到達できるだろう。
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