公演に参加したアーティストの70%が農村出身者である。
ステージで使われた小道具の90%が実際の生活用品である。
ダンスは100%農作業をもとにして振り付けされたものである。
それは、農村生活そのままのステージであった。
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小さな出演者を指導する楊麗萍氏
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雄鶏の衣装を着けて踊るイ族の青年
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手を伸ばせば届きそうな青空と、山や花の言葉が聞こえてくるような豊かな自然に恵まれた雲南。ここに住む26の少数民族は、勤勉かつ聡明で、日常の労働作業から種々の歌舞を生み出してきた。彼らの文化は雲南北部高原の「三江並流(金沙江、瀾滄江、怒江の三川が並行して流れる)」の景観のように壮麗で、その歴史も長い。世界のグローバル化が進む今日、如何にして物質文明の影響から、この壊れやすく、貴重な無形遺産を守り、残していくかが危急の課題になっている。
幸運なことに、この貴重な遺産を守るための人々の努力が続けられている。中国の著名な舞踊家・楊麗萍氏の監修による大型レビュー『雲南映像』は、そうした保護活動の最も華やかなものの一つであろう。
「雲」、「日」、「月」、「林」、「火」、「山」、「羽」の7場で構成された『雲南映像』は伝統美と現代美を兼ね備えた舞踊作品である。この作品は雲南で発掘された民族文化の精粋である民族舞踊を、新しい芸術構想でアレンジしやもので、各少数民族の勤勉で、素朴で、善良で、純潔な魂を描き出している。
楊麗萍氏はこの作品に30年に及ぶ舞台生活の蓄積を惜しみなく注いだだけでなく、他の振付師と共に雲南少数民族の郷や山村を15ヶ月にわたって取材して回った。彼女たちは各村々で、その村に伝わる音楽に耳を傾け、その踊りを実際に観て、インスピレーションを受けては、また更なる発掘を続けたという。楊麗萍氏は田畑で働く農民の中から60余名の踊り手を探し出し、彼らの土地に根を張った生活から創作のヒントを得た。衣装、道具、楽器、仮面をはじめ、舞台で使われるすべてのものは、現地の人々の生活で使われているものである。そのため、この煌びやかなステージは「原生態」の別名で呼ばれている。本来の形を留め、生活の真実の感情を描いているためである。