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今年5月2日〜4日、新しく改装された北京天橋劇場で、バレエ『大紅燈籠高高掛』の初公演が行われ、同名映画とは違うラブ・ストーリーが展開された。
――1920年代、大きなお屋敷で1人の女の子が婚礼用の輿の中に強引に押し込まれた。彼女はこの家の第3夫人になろうとしている。輿に乗る前、彼女は幼なじみの恋人――ある芝居の若い男役を思い出した。
婚礼のめでたいムードの中、第1夫人と第2夫人は複雑な気持ちで花嫁を迎えた。その夜、第3夫人は必死に抵抗したが、ついに悲劇の運命から逃れることはできなかった。
主は毎日夫人たちとパーティーを開き、マージャンをして、1日が過ぎて行く。第3夫人はわずかな時間を利用し昔の恋人と密会するが、ずる賢い第2夫人に見つかってしまう。
若い2人は密会を繰り返し、第2夫人は主に密告、大胆に常軌を超えた2人の現場を捕らえた。第2夫人はこの機に乗じて失った寵愛を取り戻そうと試みるが、機嫌を損ねた主は逆に彼女に手をあげる。失意の第2夫人は庭園中の灯かりを引き裂いた。
若い2人と第2夫人は一緒に刑場に連れて行かれ、死を目の前にこれまでのしこりを水に流し互いに固い抱擁を交わす。封建社会が若い生命と美しい愛情を扼殺した。――
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張芸謀が監督したこのバレエ『大紅燈籠高高掛』と同名映画との最大の違いは、最大限に現代舞踏の表現様式を用い、物語のプロットにこだわらず、雰囲気作りに工夫を凝らしているところである。
張監督の鮮やかで華麗な演出、衝撃力、濃厚な色彩は彼の名作映画『紅高梁』、 『大紅灯篭高高掛』、『菊豆』などを連想させる。舞踏動作は基本的に中国バレエの特色を保っているが、唯一「マージャン舞踏」の造型はより始皇帝の兵馬俑を思わせる。
『監督の言葉』の中で、張監督は次のように語っている。「ある日、曽力氏から電話があり、中央バレエ団が私と共同でバレエを創作したいという。そこでこの映画が頭に浮かんだ。選んだ理由は3つあった。1つは構成と形式が非常に舞台劇に近いこと。2つ目は比較的固定的なバレエファンのほかに、更に多くの映画ファンも呼び寄せることができるかもしれないこと。3つ目は物語の中に京劇があること。伝統的京劇を外来のバレエと結び付ければ非常に面白いだろうと思った。だから皆色々な分野から参加してこのような試みを行った。みなさんが気に入ってくれるよう願っている。」
張監督がこのバレエの演出をすることで、劇自体魅力に溢れると同時に、創作グループもすごい顔ぶれとなった。作曲はフランス在住の有名中国人作曲家陳其鋼氏、振り付けはドイツ在住舞踏家王新鵬氏と蒼蒼たる面々、これまでとは全く違うバレエが出来あがった。そして中国最高の中央バレエ団による公演が反響を呼んでいる。